フィルムカメラは、簡単である。

カメラ
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2018年5月のLeica M4購入の際、すべてのデジカメを手放しました。

当時はただ単にLeica M4購入の資金作りが目的で、なにか意図があったわけではありませんでしたが…。

どんなにフィルムカメラが好きでも、結局デジカメを持っていると、そっちばかり使っちゃんですよね…。図らずも半年間フィルムカメラだけでカメラ生活を送ることになり、あらためてフィルムカメラの魅力に触れる事ができました。

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フィルムカメラはあなたが思うより簡単

フィルムカメラの魅力」という記事で、「撮影が楽しい」「写りが好き」などの魅力をご紹介しました。

半年間フィルムカメラだけ使って感じたのは、「フィルムカメラの撮影は簡単」ということ。

フィルムカメラについて…
  • ピントは目測で良い
  • シャッター速度、絞りだけ決めれば良い
  • なんならシャッター押すだけでOK

ピントは目測でなんとかなる

目測でピントを合わせるのは、慣れてしまえば楽なもんです。

もちろんカメラの種類によって事情は違います。

一眼レフはファインダーを覗いてピントを合わせ、比較的慎重に撮影を進める感じ。

Nikonの一眼レフフィルムカメラ

一方でレンジファインダーはファインダーも使えますが、日中屋外の撮影であればレンズの目盛りだけで案外なんとかなります。

Leicaのレンジファインダーカメラ

カメラによっては、「無限~1-2.5M~0.8M」みたいな大雑把なカメラもあります。

コンパクトフィルムカメラトイカメラの類であれば、ピント合わせなんて適当で良いのです。

実はレンジファインダーは一眼レフよりも正確にピントが合わせられます。しかし、ピントを合わせることよりもどんな瞬間を、どんな被写体を撮影するかに集中できますよ。

ピンボケ写真
こういう失敗もありますけども

細かい設定がいらない

まぁ僕が小難しいことが苦手なだけなんですけどね…。

フィルムカメラって難しくて手が出しにくいと思っている人は案外多いです。「いつかやりたいとは思うんですけどね…」「なんか撮影するの難しそう」など、僕のカメラ仲間もよく口にしています。

でもね、仕組みがわかってしまえば簡単だし、せいぜい覚えるのは以下3点の関係のみ。

カメラで最初に覚えること
  • ISO
  • シャッター速度
  • 絞り
Leica M4の操作系。シャッターダイヤルのみ。

ネガフィルムであれば、そのへんも適当でなんとかなりますw

僕はむしろホワイトバランスとかオートフォーカスの設定とかのほうがよくわかりません(オイオイ…)。カメラごとに操作方法とかが違いすぎてややこしいんですよね…。

フィルムメラを扱うのに必要な知識はデジカメを使うときにも役立ちますし、マジメにカメラをやるなら是非一台はフィルムカメラを持っておくと良いですよ。

逆光での撮影
逆光でも案外イケる

それに、フィルムカメラなんて下手すれば数千円で買えちゃいますぜ!

やっぱり「写ルンです」はすごい

ここ数年人気が再燃している「写ルンです」は、実はスゴいカメラです。

写ルンですとパッケージ。

皆さん何気なく使っていますが、特に何も設定せずシャッター押すだけで写真取れるってスゴくないですか?

もちろん室内とか暗い場所は苦手ですが、フラッシュ焚けばなんとかなりますし。

写ルンですの仕様は公式サイトで公開されています。

写ルンですの仕様
  • フィルム:ISO400 135フィルム
  • レンズ:F値10固定 画角32mm
  • シャッタースピード:1/140秒
  • 撮影距離範囲:1m~無限遠

これは晴れの屋外であれば、1m以上先であればどこでもピントが合う設定になっているのです。決して特殊な技術を使っているわけではありません。

極端な話、他のフィルムも同じ設定にしたらシャッター押すだけで写真が写ルンですよ?簡単でしょう?

フィルムカメラは死なない

繁華街の夜景
安いフィルムバンザイ

フィルムカメラを新品で売っているメーカーも年々減っていますし、大手から新しいフィルムが登場することは無いと思います。

しかし、日本のフィルム界隈に一筋の光が…。2019年末に富士フイルムが白黒フィルムを復刻させました。

チェキの人気もまだまだ続いていますし、Kodakも廃盤だったフィルムを復刻させるなどフィルム熱の高まりを感じます。

残念ながら僕の周りにはフィルムカメラやっている人はいないのですが、インスタグラムやツイッターなどのネット界隈ではフィルムカメラで撮影した素敵な写真をたんまりと拝めます。

井の頭公園の夕日

当たり前の話ですが、フィルムカメラはフィルムがないと撮影できません。よってフィルムの生産こそがフィルムカメラ好きの命綱なのです。

逆に言えば、フィルムの生産が続く限りはフィルムカメラがこの世から消えることは無いでしょう。一部の物好き達がこれからもフィルムの生産を続けてくれると信じています。

やっぱりデジカメもほしい

散々フィルムカメラを推しまくりましたが、やっぱりデジカメも恋しい…。

僕が感じる「フィルムカメラらしさ」は、結局撮影に集中できる快適さや、素早く撮影ができる仕組みだったのです。

だったら、デジタルカメラでもそれが満たせる機種があるんじゃないかと思い、一度手放してしまった富士フィルムのカメラを思い出しました。

フィルムカメラで一番の悩みどころは、撮影後の現像。

写真が完成するのを待つのも楽しみですが、一度デジカメの「何枚でも撮影でき、すぐに写真が確認できる」というのに慣れてしまうと、まどろっこしいと感じることも…。

フィルムカメラみたいな感覚で撮影できるデジカメないかなぁ…なんて思っていたら、富士フイルムから発売されるX-Pro3がドンピシャ。

買いました!

まとめ

半年間のフィルムカメラ縛りで改めて感じたフィルムカメラの魅力。

得られる結果ではなく、撮影のテンポ感や案外気楽に扱えるという部分こそが、フィルムカメラらしさなのだ!と納得しております。

今はスマホやデジカメ全盛期の時代ではあります。

でも、新しい趣味を探していたり、少しでもフィルムに興味があるのでしたら、フィルムカメラを始めてみませんか。

中古なら2、3万円ではじめられますし、写ルンですでも良いのです。

きっと、カメラを持って外に飛び出し全くなるはずです。

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