よぴです。
今となってはレトロ扱いされているフィルムカメラ。
子供の頃は親がフィルムで写真撮ってくれたし、写真をよく印刷していました。僕は1990年代前半に生まれたのですが、同世代の皆様も子供の頃の写真はフィルム写真だったのではないですか?フィルム写真を「懐かしい」と思うのはそんな理由がある気がします。
デジタルになってから撮影枚数は増えましたが、フィルムで撮ったときのワクワク感は味わえないのですよね。スマホやデジカメで撮影した写真をフィルムカメラ風に加工するアプリも多いようですが、「結局みんなフィルムが好きなんじゃん!」とか思ってしまいます。
フィルムカメラで撮影した写真を交えつつ、その魅力をお伝えしたいと思います!
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使っている機材
僕がメインで使っているのはNikon FAというフィルムカメラ。
中学の音楽の先生がカメラオタクで、「たくさんあるなら1個ください!」って冗談で言ったのですが・・・2つもいただいてしまいました。大変感謝しております!!
フィルムカメラも色々とありますが、Nikon FAは最近のデジカメ同様にシャッター押すだけで写真が取れます。めっちゃ簡単です。
フィルムカメラの魅力
デジカメやスマホはシャッターを押すだけで簡単にきれいな写真が取れます。
一方でフィルムカメラは、構図を考えて絞り・シャッタースピードを決めて、残りのフィルム枚数を気にしつつシャッターを切る。現像して出てきたのは失敗作!みたいなことが結構あります。
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はじめはこんなんばっかり量産してましたし、今でもたまにやりますw
到底便利からは程遠いシロモノですが、何故かやみつきになるのです。
撮影が楽しい
フィルムカメラの魅力その1は、撮影が楽しくなることです!
大前提として、フィルムカメラできれいに写真をとるには練習が必要です。たくさん写真を撮って、失敗しまくって、またフィルムを買って写真を撮りまくります。
お金も時間もかかりますが、たくさん撮った写真の中で「オッ!これは良いぞ」という写真に出会えます。そういう写真をまた取れるように、またたくさん写真を取りたくなるのです。
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例えば、スポーツや楽器って練習しないと上手くならないじゃないですか。「だれでもゴールが決まるサッカーボール」「誰でもうまい演奏ができるバイオリン」なんてないですよね?
フィルムカメラってただの道具なのです。きれいな写真を撮るにはたくさん練習が必要ですが、きれいに撮れたときの喜びは最高です。
そして良い写真を撮るために頭とダイヤルを回して、一枚ずつ丁寧に撮影するわけですよ。
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デジカメやスマホなら誰でも簡単にきれいな写真が取れます。なのでバシバシシャッターを切って、枚数や失敗を気にせず写真を撮ることができます。
それはそれで魅力ですが、そうやって撮った写真てあまり印象に残らないのです。
あくまで主観ですが、フィルムカメラって「自分で撮影してる」感が強いのです。そしてその感覚がフィルムカメラでの撮影を楽しくしてくれるのです。
色が綺麗
フィルムカメラの魅力その2は、色が綺麗なことです!
「デジタルのほうがキレイに決まっとるじゃん」と言われそうですが・・・。
見たとおりの色が写るという意味ではデジタルのほうが良いですし、あとからいくらでも加工できるのも事実です。
でもみんな好きな写真てだいたい「フィルムっぽい色」に加工してるでしょ。
結局フィルムのほうが良いってことじゃん。どうせなら最初からフィルムで撮ろうぜ、という主張ですw
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デジタルカメラのスカッとした写りも好きですが、フィルム特有の味のある写りも良くないですか?
フィルムにも様々な種類がありますが、僕はネガフィルムのちょっと薄めの色合いが好きです。
派手な発色ではないものの、記憶に残るようなノスタルジックな発色です。
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この記事で紹介している写真の多くは、富士フィルムのSUPERIA X-TRA400というフィルムを使っています。(調べたらもう出荷終了していますね…)
フィルムごとに発色がまったく違うので、お気に入りを求めて色々試してみると楽しいですよ。
被写体の人も気が楽になる説
これはもう完全に僕の主観です。人にカメラを向けるとき、フィルムカメラだと反応が良い気がします。
カメラを人に向けるには勇気がいります。撮影される人も緊張することでしょう。
カメラを向けるとポーズを撮ってくれる人も多いですが、ほとんどの場合は恥ずかしがられるし、顔を隠されることもあります。
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色々考えてみたのですが、フィルムで良い人物写真が撮れる理由は
- ピントが合うときの音がない
- 撮影直後に写りを確認できない
の2つではないかと思います。
デジタルカメラのオートフォーカスって、ピントが合うときに「ピピッ!」って音がします。被写体の人は個の音が聞こえると「オッ今撮られる!」と身構えるわけです。
一方でフィルムカメラは大抵の場合手動でピントを合わせるので、シャッター切るまで「いつ写真取られるか」がわからないのです。
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それから、フィルムは撮った直後に写りを確認できません。
自分が写真を取られたとして、カメラマンが一枚撮るごとに写りを確認したらなんか緊張しません?
「きれいに写ってるかな?」「変な顔してないかな?」といった心配をしていると、カメラマンが写りを確認して「もう一回いいですか・・・」となる。。。
なんか嫌ですよね。
被写体目線で考えると、「撮られたあとにカメラマンが結果を確認しない」ことは撮影される際の負担軽減になると思うわけです。
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欠点(僕にとっては魅力)
さて、フィルムカメラは大変魅力的ですが、欠点と言える特徴もあります。
結果がすぐに確認できない
撮った写真をその場で確認できないのは本当に不便です。現像したら目をつぶってた、渾身の一枚がピンぼけ、フィルムを入れいないでシャッター切ってたなど、失敗は数え切れません。
一方で、撮った写真を確認できない分、撮影のリズム感がとても良いのです。
シャッター切る→次の被写体を探す→シャッター切る
という作業になるため、撮影した写真を確認してるときに被写体やタイミングを逃すことがないのです。
ランニングコストがかかる
ランニングコストについては諦めるしかありませんね。

フジの業務用フィルムは良いぞ!
- 36枚のフィルム 約600円
- フィルム1個現像 約500円
- CDにデータを焼く 約500円
こんな前提で計算すると、 写真36枚に1600円かかります。
デジタルカメラは買えば撮影にお金はかかりませんから、必要コストは雲泥の差です。
もうコレはお布施ですね。
まぁその分カメラ本体は安いので我慢しましょう!
ちなみに、フィルムカメラを長く続けるつもりなら富士フィルムの業務用フィルムがおすすめです。パッケージを簡単にすることで値段を下げており、品質は文句なしです。
きれいに取るには練習が必要
しつこいですが、フィルムでキレイな写真をとるには練習が必要です。
コレについては、カメラを写真撮影のための道具だと捉えれば当然のことだと思います。
僕は趣味でカメラをやっているので、「楽しい」ことが非常に大事です。
カメラを持って街を歩き回り、現像して失敗作品を量産する。そして失敗の原因を考えて、またカメラを持って外出する。
こんな無限ループをやっているわけですが、非常に楽しいです。
まとめ
ハードルの高そうに見えるフィルムカメラですが、そんなに難しいものではないです。
比較的新しいフィルムカメラならデジタルカメラと同じように、シャッター切るだけで写真が撮れます。お手軽にフィルムカメラを使う手段もあるのですよ。
デジタルカメラとは違う魅力を持ったフィルムカメラ。初期投資5万円くらいで始められるので、ぜひお試しあれ。
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