Neopan 100 Acros亡き今、普段遣いの白黒フィルムは何を使うべきか…。コスパ優先で考えた結果、チェコ製のArista Eduというフィルムに落ち着きました。
…などと考えていたら、Neopann 100 Acros Ⅱの発売が決定。2019年秋には国産の白黒フィルムが復活します…。でも秋まで待てないので、白黒フィルムはしばらくの間Arista Eduを使います!!
残念ながらAmazonではセット売りしかないため、新宿のヨドバシカメラフィルム館が主な仕入先です。
入手性には何があるものの、値段も安く、ISOは100,200,400の3種類があるため、普段使いにちょうど良いかと。
ARISTA EDU とはこんなフィルムです
Aristaはアメリカの写真屋Freestyleの独自ブランド。
Eduという名前から想像していただけるように、学生向けのフィルムとして、値段を抑えて発売しています。
チェコ製のフィルムを使用しており、isoのラインナップは100、200、400の3種類。どうやら同じくチェコ製のFomapanというフィルムを使っているそうで、「得体の知れないフィルム」ではないことは間違いなし。
作例と特徴
肝心の写りですが、isoが変わるとガラッと変わります。
コントラストが強い…というか暗いところが真っ暗になるiso100。打って変わって優しい写りのiso200。iso400もかなり癖の強いフィルムです。
ISO100の作例

とにかく白黒がはっきりと分かれるフィルム。
コントラストはかなり強めに出るため、屋外では影が真っ黒になるし、室内では光源が真っ白になります。

粒状感もかなり強く、写真を拡大するとかなりザラザラしています。コレはコレで好みですが…

ちなみに、今回紹介している写真はLeica M4で撮影しているのですが、シャッターショックが少ないため手ブレが気になりません。
暗いところでもガシガシ撮影できました。
ISO200の作例

iso200はiso100と全く逆の性格です。
コントラストは低めで、グレーの部分がキレイに写ります。


X-Pro2を使っていた頃は、感度をiso200までしか下げられませんでした。よく使っていた感度でが、フィルムで使ってみると使い勝手の良さに驚きます。
iso100だと室内の撮影にちょっとためらいますが、iso200ならシャッタースピードを一段あげられます。1/15と1/30の違いは大きいです…。

ISO400の作例

さすがiso400。日が落ちたあとも手持ちで撮影できます。


iso400もあれば、大抵のシーンでの撮影が可能です。
左上のゴジラは室内での撮影。鱗の質感もしっかり捉えていますね。右上の写真は薄暗い室内で撮りました。絞りは開放でないとキツイですが、シャッタースピードは1/60くらいだったと思います(酔っ払ってて覚えてません)。

iso100はだいぶパンチの効いた写りですが、iso400は優等生タイプかも。iso400は夜間の撮影しかしていないため、純粋な比較にはなっていませんがね…。
まとめ
探せばまだまだ見つかる白黒フィルム。
Acrosが復活するまでの代用品のつもりでしたが、この個性は捨てがたい…
Amazonで買えない、写真屋にもなかなか置いていないなど、入手性の低さが残念ではあります。しかし、36枚撮りで800円程度なら安いといって良いでしょう。
気兼ねなくバシバシ撮影できるので助かっています。
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